皆さんこんばんは。ささくれでございます。
いきなりですが、『SUMMER HOUSE』というゲームはご存じでしょうか?
今月リリースされたばかりの所謂「雰囲気ゲー」です。
自由に家づくりを楽しむゲームなんですが、夏というテーマがなんとも感傷的でいいですねぇ。
ここで公式による作品説明を
「サマーハウス」はスケールの小さいビルディングトイであり、ずっと忘れていた夏の午後のような気持ちへのラブレターでもあります。
海、街、山など、さまざまな環境の中にあるとても小さくて美しい住み家が並ぶ地区を作りましょう。解明すべき小さな秘密はいくつかありますが、ルールはなく、勝ち負けはありません。ただリラックスして、心ゆくまで構築し、その雰囲気に浸ってください。
リラックスすることと創造することがあなたに向いているなら、これこそがあなたのためのゲームです :)
これは、一人の人によって作成された、目標やチャレンジのない小さなゲームであることを心に留めておいてください 🙂
素敵じゃん?最初の一行目が笑っちゃうくらい最高にセンチメンタルだわ。
説明文に惹かれ、気が付いたら買ってプレイしていました。
一人、「あの夏の日の〇〇選手権」
夏のノスタルジーに浸れると思いながらゲームを始めた訳なんですが、ここで一つ問題が。
”なにも思いつかない……!”
映画やアニメ、音楽でも「夏の思い出」というテーマはド定番。
その影響か、夏には「夏休み」「青春」「ひと夏の冒険」みたいなドラマティックなイメージを持っています。
でも、自分で実際に経験したかどうかは別問題。
”うーん…”
さんざん悩んだ結果、子供の頃に通っていた「あの夏の日の個人商店」を再現してみました。
”あー…………いいねコレ”
夏休みにアイスとか駄菓子を買った思い出がよみがえるわ。
こういう些細なものでいいんだね。大層な冒険とかドラマは必要ないのよ。
再現が激ムズで実際のお店とは全然違うんだけどね。
次は「あの夏の日のばあちゃんち(お盆)」。
これまた全くの別物になっちゃったんですけど、それでもいい感じ。
もう作ってる段階で似てるかどうかはどうでも良くなっています。
お次は、「あの夏の日のバス停」。
私が実際に使っていたのは普通のバス停なんですけど、もはや思い出とか関係なくそれっぽい物を作っています。
田舎にこういうバス停あるじゃん?めっちゃ夏っぽくないですか?
雨を降らせるだけでR18な雰囲気を醸し出す「あの夏の日のバス停」。
そう感じるのはおじさんだけかもしれない……
感想
プレイ時間は3時間。
まず最初に言っておくと、このゲームは実際の建物やシチュエーションを再現するような遊び方は難しいです。
私も途中からそういうのは諦めていました。
というのも、そもそものパーツが少なく、背景も日本人には非現実的だからです。
こんな水浸しな丘に行ったことなんてないよ…
基本的には「適当に家のパーツを繋げたらそれっぽいものができます」ってゲームだと思ってください。
また、パーツの奥行きや高さを揃えるのも難しくて、中々キレイに繋がらなかったりします。
”だったらキレイにできた部分だけを抜き出してスクショを撮ろう”と思っても「カメラモード」みたいなのもありません。
UIの非表示すら見当たらなかった時は非常にガッカリしました。
Steamのレビューは「圧倒的に好評」となってはいますが、人を選ぶ作品だと思います。
ジグソーパズルを完成させても枠に飾らず物置にポイっとできるタイプの人なら向いてるかもしれませんね。
テーマが決まっている平面的な建築ゲームというコンセプトは素晴らしい。
自分の考えた家やシチュエーションを限定的な条件でどう表現するのかを考えるのは楽しかったです。
ドリフのセットみたいに家の内を作ろうと思ったんですけど、パーツが足りなくて断念しました…
まぁ、そういう大喜利的な楽しみ方と自由度との両立は難しいですよね。
余談ですが
さすがにゲーム的に物足りなかったので
『House Flipper』で家を壊し
『Power Wash Simulator』で家を洗い
『Unpacking』で小物を並べて遊びました。
どれも時間吸い過ぎや!!
それではまた。