地味痛日記

自力攻略を目指すおじさんのゲーム雑記ブログ。最近はインディーゲームの感想が多め

【大逆転裁判1&2】クリア後感想~大和撫子ってヤッパリいいね!~

皆さんこんばんは。ささくれでございます。

 

突然ですが皆さんは『逆転裁判』はお好きですか?

このシリーズが初めて発売されたのが、私が小学生の頃、お年玉で買って遊んだ思い出があります。

4までは発売時に購入してプレイしていました。

それから15年……

 

非常に思い入れの強い作品なのですが、最近になって6までナンバリングが続いていることを知りました……

10年くらいゲームから遠のいていたとはいえ、”存在すら知らなかった自分”に本当にビックリしましたね。

普通に考えたら人気シリーズが新作を出さないわけがないのにね!

 

何が言いたいかというとー

逆転裁判456をSteamで出してくれ!頼む!

 

※追記

2024年1月25日に『逆転裁判456王泥喜セレクション』がリリース決定!やったー!

 

前置きが長くなりましたが、今回は『大逆転裁判1&2』をクリアしたので感想でも書こうと思います。

 

19世紀末の日本とロンドンを舞台にした、『逆転裁判シリーズ』の外伝的作品。

主人公はあの「成歩堂龍一」の先祖らしいです。

クリア後感想

クリアまでの時間は、1と2合わせて83時間

私の進め方が遅いとはいえ結構長いです。(公式では50時間超えと言ってる)

 

裁判は相変わらずの面白さですね!

新要素の「といつめる」や「陪審員」も、元の裁判の面白さを邪魔しない程度に”そえるだけ”なのが良かったです。

 

一つ注意点としては、1と2は二つで一つの作品という点です。

1は伏線として使われる話が多く、読後感ならぬ”プレイ後感”がスッキリしないです。

謎もいくつか残ったまま終わっちゃうんですよ……

その代わり、2では”1の伏線”が効いているので、内容も複雑に濃くなって楽しめましたけどね!

 

全体の構成を重視したのか、これまでのようなオムニバス感は減ったように感じました。

 

探偵パートでは、移動が分かりやすくなってましたね。

導線もしっかり作られていたので捜査がスムーズに進みました。

スムーズすぎて探偵パートが短く感じたのは良いのか悪いのか……ちょっと簡単すぎたかも?

 

シャーロック・ホームズ」と「夏目漱石」は好みの分かれるところではないでしょうか。

個人的には、元ネタの人物をオマージュしたオリジナルのキャラの方が良かったです。いやどっちでもいいか。

 

それとプレイ時間に関わることなのですが、全体的に会話のテンポが悪かったように感じました。(キャラの動きにテキストを合わせているのが原因かも)

雑談みたいな会話が長く感じて少しストレスでした。

なので、初プレイの人も未読文章の早送りをONにすることをおススメします。

これだけでかなり快適にプレイできると思います。

 

全体の構成に言いたいことはあるものの、事件と裁判が面白ければなんでもいいんですよ!

キャラとBGMも良かったですしね。(アソウギのテーマがお気に入り)

 

終わってみれば『大逆転裁判1&2』は十分に満足のいく作品でした。

突っ込んだ話

ここからは少し詳しく突っ込んだ話をしたいと思います。

多少のネタバレを含むかもしれないので注意されたし。

3Dモデル

大逆転裁判』のキャラは3Dモデルが使われています。

個人的な好みを言わせてもらうと、設定絵の方が100倍好きです。

というか逆転裁判シリーズの設定絵がドンピシャで好みの絵柄なんですよね。

 

とはいえ3Dモデルも”3Dでありながら2次元っぽい”感じをうまく表現されていて出来がいいです。

キャラを背景で動かしたり、細かい動きで感情を表現したりと、3Dの利点をキッチリカッチリ使っていました。

 

しかしながら、3Dモデルであるがゆえに表現に限界があるのか、よく分からないポーズをとらせていたのはどうなんでしょうね。

”ドン”っと決め台詞っぽいところで変なポーズをするのでちょっと寒く感じました。

「ウズクマル(人名)」や「マメモミ(人名)」のようにいい動きをするキャラもたくさんいるんですけどね。

新要素①「といつめる」

新要素って言ってますけども、5と6をプレイしてないのでもしかしたら新要素じゃないかも。

複数人を同時に尋問するときに出てくることがある「といつめる」。

証人が動揺すると、ガッツリ効果音ボイスと””が出てくるので簡単。

プレイ上では今まで通りの「とりあえずゆさぶる戦法」の延長線上でしかないです。

 

とは言っても、証言に対して他の証人の反応があるというのは新鮮で良かったです。

 

新要素②「陪審員

ゲーム上では6人の陪審員の言い分に矛盾を見つけて説得するシステム。

 

陪審員は”感情”をもとに有罪か無罪を判断するので、裁判の流れが複雑で話を作るのが難しそうだなと思いました。

案の定、陪審員の心情の傾き方がちょっと無理矢理かなって思う所がありました。

でもこれは『逆転裁判』。大抵のことは勢いで納得できる。

 

そんな事よりも、陪審員の証言も事件解決に役立つ展開があるのが面白かったです。

あと私はメイドの子が好きです。

 

新要素③「共同推理(論理と推理の実験劇場)」

これはちょっと微妙でした。

ホームズが推理する→成歩堂が訂正するという流れなのですが、いかんせん簡単すぎる!

これで一気に状況が進むので、3Dを利用した物語進行上の”演出”にしか感じませんでした。

2回演出を見ないといけないのも長くて億劫。

 

最後に

やっぱり最後に言わせてくれ。1は消化不良がすぎる。

伏線とはいえ動機不明・未解決・事故・裁判すらないのは流石にやり過ぎじゃないですか?

真犯人との攻防が無いと裁判も物足りなく感じちゃいます。

 

あと各話の最後の一枚絵が無くなったのはいつからでしょうか。

あれすごい好きだったのに……

クリア後に1枚あったので溜飲は下がりましたけども!

 

余談ですが

後半は熱くなってしまい失礼しました。

不満はあっても満足出来たのは本当ですよ?

好きなシリーズだとキーボードのノリも良く長くなってしまいます。

 

クリスマスは……ゲームですかね……

 

それではまた。