地味痛日記

自力攻略を目指すおじさんのゲーム雑記ブログ。最近はインディーゲームの感想が多め

【ブレイク・ザ・アニマル・プリズン】ぬけだせ どうぶつの檻 感想

皆さんこんばんは。ささくれでございます。

 

現在、やりたいゲームが渋滞中!渋滞中です!

年末までにクリアしておきたいゲームが7つ、早めにやっておきたいのが3つと欲望にただ忠実な脳死スケジュールを組んでいます。

 

そんな中、去年からずっと気になっていたゲームが先日リリースされました。

『BACK TO THE DAWN ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~』というゲームです。

その名の通り「脱獄」がテーマ。

テーマの時点でもう面白そう。

脱獄ゲームと言えば『The Escapists』を思い浮かびますが、このゲームもそれに似て筋トレや本を読んだりもできますし、ダイスで判定をするので既視感を持つ人もいると思います。

ベースは一緒ですね。

 

今回、アーリーアクセスながら既に十分遊べる物になっているみたいなので、ちょっと遊んでみました。

どんなゲーム?さっくりと

自由度が高く、色んなルートで脱獄ができる本作。

選択肢が多くて好きなロールプレイをしながら楽しめるのが特徴。

ビルド

刑務所ではアイテムが全て。

装備でステータスを増強したり、嗜好品で一時的なバフを得ることも。

アイテムを手に入れる方法は「買う」「盗む」「外から送ってもらう」「奪う」など様々。

行動することで手に入る経験値を使ってスキルやアビリティを獲得。

戦闘時に使えるものや、ステータスに影響するもの、ダイスの判定に補正をかけるもの等々。

 

アイテムが手に入る場所や方法、どのスキルが有用なのか把握するのが大変。

やりながら少しずつ学んでいくしかないですね。

エストと時間

メインストーリーや脱獄だけじゃなく、受刑者からの頼み事などもクエストとして管理。

ゲーム内時間はリアルタイムではなく、行動することで経過する。(移動中は時間経過しない)

 

エストのおかけでやることは明確で、時間に急かされることなくじっくり考えながらやれるので非常に私好み。

昔から強制スクロールみたいにゲームに急かされるのが超苦手なのでたすかる。

実際に遊んでみる

まずはキャラ選択……なのですが、アーリーアクセスでは「キツネ・トーマス」しか選べません。

製品版まで「パンサー・ボブ」はお預け。3人目は……

 

トーマスストーリー

トーマスは市長の汚職を明らかにしようとした記者。

しかし、市長の策略で冤罪で捕まってしまうトーマス。冤罪を晴らすため、友人で弁護士のリードと共に”内と外”から市長の汚職の証拠を手に入れようとする。

 

次は経歴。

「テレビ記者」「覆面記者」「従軍記者」から選びます。

主人公の初期ステータスや能力は変わりますがメインストーリーには変化はないので、やりたいことに合わせて能力で選ぶ形になります。

 

私はテレビ記者を選択しました。

特徴は”他の受刑者と仲良くなりやすい”なので今回は、

 

誰とも争わず八方美人プレイ

 

を目標に決定!

制限時間は「21日間」

 

─ 4日目 ─

刑務所で餓死しかけました。

この刑務所は昼と夕方にご飯がでるのですが、全く足りない!

足りない分は自分で何とかするしかないようです。

誰とも争わないようにしているので刑務作業で稼ぐしかなく、食うために働くメチャクチャ地味な生活をしていました。

 

このゲームは食べ物が最優先!!

 

 

しかしそのおかげで食料には困らなくなったのでメインストーリーを進めることに。

アニメーションも凝っていて、細かい演出がとてもいい。

 

ちなみにメインストーリーと脱獄は別クエストなので、ストーリーだけ進めてもクリアは出来ないようになっています。

 

─ 17日目 ─

脱獄にモタモタしていたらギャングの抗争が勃発。

ギャングに入るのも面白そう。

今回は争いたくないから速攻逃げました。未だに戦闘回数0回。

 

─ 18日目 ─

前日の抗争の罰として行動制限され焦る。

急いで脱獄を開始します。

こっそりと

そして、最後に臭いパイプを通り抜ける。

 

一切戦闘をせずにクリア!目標達成!自由度すごいなー。

 

なんて思っていたのですが

最後の最後に初バトル開始。ここで初めてバトル画面を見ました。

いや無理でしょ!ルールも分かんないのに……

残り3日。戦闘系のスキルも1個も無い。

 

詰んだ……

 

 

諦めかけたところでふと、スキルをリセットできるスキルを持っていたことを思い出しました。

ダメもとで最後にワンチャンス狙ってみることに。

 

─ 21日目 ─

最終日。

スキルを振り直し、装備をかき集め、バフを盛り盛りにしてリベンジ。

これだけやればいけるか?

いけました。

 

意外となんとかなるもんすなー。

そして脱獄成功!物語はクライマックスへ……

 

ちょっと遊んだ感想

プレイ時間は35時間

 

公式の初回クリア想定が20時間なので倍近くかかりました。

というのも、最初はゲームを把握するのが大変なんです。

 

ステータスや空腹などのパラメータの他、施設の使い方、他の受刑者の持ち物など、徘徊して調べるだけでも結構な時間がかかりました。

多分適当に進めても何とかなると思うんですけど、性格なんですよね……

 

 

肝心の内容ですが

 

かなり出来が良いです。

 

一つの扉を開けるだけでも複数の方法・ルートが存在していて選択肢の幅が広いです。

しかも、装備やアイテムの重要度が高く、入手方法さえ分かればどうとでもクリアできそうなのが〇。

一方で、スキル周りは入手方法を含め分かりづらく、もう少し簡略化して欲しかったですね。

 

 

1周目は時間こそかかったものの、まだまだ見てない物も多くて

ギャング・診療室・独房・ギャンブル・ファイトクラブ・他の脱獄ルート等々、あと2周は出来そう。

正式リリースを待っても良さそうですが、ボリューム的にはいつ買っても問題ないと思います。翻訳もしっかりしているしオススメ。

最後に

他の受刑者と仲良くなると、画像右下の才能がスキルとして入手できます。

これがかなり有用で、このスキルが目的と言ってもいいくらいなのですが、なぜかチュートリアル(ヘルプ)に書かれてないんです。

 

仲良くなるのもタダではないですし、日数もかかるのでこれだけは覚えておくと無駄な時間を節約できます。

私は10時間くらい経ってから気付きました。

 

 

受刑者はキャラが立っていて魅力的。

 

”自分をペガサスだと言い張る同性愛者のウマ”

”借金まみれのコアラ”

”自分の分泌物で薬をつくる科学者のスカンク”

”ヤク中のアルパカ”

”アル中のパンダ”

”刑務所で宝くじにハマるラッコ”

 

48匹それぞれにストーリーがあって結構面白いです。

 

それではまた。